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従業員の奨学金返済支援制度を新設 Fusic


週刊経済2024年3月26日発行号

支給金額は最大240万円

管理、業務システム、ウェブシステム開発などの㈱Fusic(福岡市中央区天神4丁目、納富貞嘉社長)は4月1日付で、従業員の奨学金返済支援制度を設ける。
資格取得や書籍購入、語学力向上など社員の学びと成長をサポートする制度を拡充しており、経済的、心理的な不安を軽減するために奨学金返済を支援する。日本学生支援機構の奨学金、地方公共団体、大学、民間企業、およびそのほかの奨学金貸与機関が貸す学資金を返済している新卒入社社員、かつ入社から10年以内の正社員、および短時間正社員が対象。総額最大240万円で、期間は最長10年間。返済補助手当として、毎月の給与で支給する。同社では「社員が働きやすい環境づくりに加え、学びと成長を支援し、優秀な人材の確保と社員の定着を図りたい」と話している。
同社は2002年に九州大学発のベンチャーとして納富社長と浜崎陽一郎副社長が起業し、03年10月に法人化。資本金5222万円。従業員96人。23年3月31日付で東京証券取引所グロース市場および、福岡証券取引所Q―Boardに上場。2023年6月期売上高が15億3216万円。