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建設資材販売施工会社と経営統合 サンテック九州


週刊経済2021年5月25日発行

県内の営業力強化

ビル、住宅用アルミニウム建材などの製造・卸を展開する㈱サンテック九州(福岡市博多区豊2丁目、三輪裕之社長)は、4月1日付で建設資材販売施工会社の筑豊アルミ㈱(飯塚市平恒、若宮將彦社長)と経営統合した。
経営統合の形態は吸収合併方式。両社は三協アルミ社(富山県高岡市早川、西孝博社長)の子会社で、アルミサッシ・ガラス工事の領域でもともと連携関係だったが、それぞれの案件が増加したため、事業領域を共有することで業務効率化を進め、県内でのビジネスの開拓・拡大、シナジー効果の最大化を目指す。若宮筑豊アルミ社長は専務取締役に就任し、実務的な部分に携わり営業面を指揮していく。従業員は約20人増え162人となり、生産拠点は既存の八女・鹿児島に筑豊アルミの工場が加わり3工場体制に、営業拠点は7カ所となった。
三輪社長は「九州全域をより一層カバーできる体制が整った。顧客管理体制の強化による生産の効率化を進め、さらなる納期の徹底によってサービス向上を図る。今期売上目標は前期比3%増の63億円」と話している。
三輪社長は福井県敦賀市出身。1960年3月1日生まれの61歳。芝浦工業大学工学部卒。趣味は音楽鑑賞。  同社は1969年9月設立。資本金1億円。従業員数は162人。2021年3月期の売上高は61億円。