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建設現場向け遠隔支援ツールに新機能 クアンド


週刊経済2021年12月7日発行

複数人での通話など可能に

アプリケーション、Web開発などの㈱クアンド(北九州市八幡東区、下岡純一郎社長)は11月26日、建設業などの現場向け遠隔支援コミュニケーションツール「シンクリモート」に複数人向け通話機能や通話内容の録画撮影機能などを追加した。
シンクリモートは、建設業やメンテナンス業、製造業などで業務効率化が進んでいないことや人材不足といった業界課題の解決に向け開発したもので、スマートフォンやタブレットを活用し複数の現場を移動する管理者と現場作業員が遠隔で簡単にコミュニケーションが取れるツールとして20年11月にリリースした。今回、実際の現場の人のニーズから、同時に最大4拠点を接続する複数人同時通話機能をはじめとした機能群を追加したもの。そのほかには、通話中に撮影した写真にスマートフォンやタブレットから「お絵かき」しながら業務を共有できる機能、通話中のテキスト送信機能、通話内容の録画撮影、バイブレーション通知機能も追加した。同社は「これまでお客様の要望が最も多かった複数人でのコラボレーション機能を追加した。言葉では伝わりにくい現場の情報を視覚的に伝え、一方通行ではなく双方向でのコミュニケーションが行えるツール。これからもお客様の声を、スピード感をもってプロダクトに反映させていきたい」と話している。
同社は2017年4月設立。事業内容は、アプリケーション・Web開発、DXに関するコンサルティングなど。