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建設堅調で売上高は13・1%増の76億円    サイタHD


九州北部豪雨復旧需要で

土木建設業のサイタホールディングス㈱(朝倉市下渕、才田善之社長)の20年6月期連結決算は、売上高が前期比13・1%増の76億800万円、経常利益は同11・6%減の7億9900万円で増収減益となった。
主力の建設事業が2017年の九州北部豪雨に伴う災害復旧需要で完成工事高が37・6%増の46億4200万円となるなど、4期連続の増収をけん引。しかし利益面ではグループで工事原価の削減に努めた一方で、砕石、酒類、その他事業部門の収益減が響き、営業利益が14・4%減の7億1300万円、純利益が2・2%減の5億2400万円だった。
今期は資材費や労務費などの建設コストの高騰など厳しい経営環境が続くと予想される中、売上高は18・5%減の62億円、経常利益は49・9%減の4億円の減収減益を見込んでいる。

2020年9月8日発行