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建設コンサルのエー・アール・イーの私募債を受託 福岡中央銀行


週刊経済2023年7月25日発行号

収益の一部をSDGsに貢献する団体等へ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、荒木英二頭取)は7月14日、建設コンサルタント会社の㈱エー・アール・イー(同市早良区干隈5丁目、惠良聡典社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債。同行では2021年から取り扱いを開始、これまで13社の私募債を受託した。今回、エー・アール・イーが発行した私募債の発行額は3千万円、期間は5年間。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
エー・アール・イーは1982年5月設立。資本金は1千万円。主に「空港」と「道路」を中心とした建設コンサルタント会社で、これまでに高速自動車道や都市高速道路などの道路設計、第1種空港や第2種空港のほか海外の空港設計などを手がけてきた。従業員数は約30人。同社では「新事業として空域設計という飛行機の航空路に関する設計にも携わることになり、陸と空の両面から社会インフラの整備に貢献していきたい」としている。