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建機運送のWeb受注システムを提供開始 九州安芸重機運輸


週刊経済2022年8月17日発行

配車を円滑化

建設機械輸送の九州安芸重機運輸㈱(福岡市博多区井相田1丁目、菅康紀社長)は8月1日、建機メーカーやレンタル会社、土木工事業者など向けの建機運送に特化したWeb受注システムを提供開始した。
建機運送に伴う配車は担当者と顧客の相性や関係性が重視されるが、コロナ禍となり属人的な配車からの脱却が必要と考え、2年前から開発を始めた。名称は「あしたの現場」。配車を自動化するシステムで、配送依頼者はパソコンやスマートフォンから配送日、積込場所、荷降場所や積荷の内容を入力すれば配車が完了する。営業時間外でも依頼可能。開発費用は1200万円。ゆくゆくは関東か関西など九州以外で配車のデジタル化を検討する運送会社への提案も進めていく。
菅社長は「新規顧客の開拓、既存客の囲い込みを狙う。配車能力の向上を狙い、同業他社との連携も視野に入れている。今後もバージョンアップを重ねていく」と話している。
同社は1970年12月設立。資本金1千万円。従業員数82人。22年3月期の売上高は13億3200万円。