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廃食油の活用でENEOSと基本合意 力の源ホールディングス


週刊経済2024年7月10日発行号

 航空燃料の原料に

㈱力の源ホールディングス(福岡市中央区大名1丁目、山根智之社長)は5月29日、ENEOS㈱(東京都千代田区、山口敦治社長)と廃食油を持続可能な航空燃料(以下、SAF)の原料として活用する取り組みに関する基本合意書を締結した。
力の源ホールディングス傘下の力の源カンパニーならびに渡辺製麺が運営する「一風堂」、「因幡うどん」、「そば蔵」の店舗および各子会社の自社工場で排出される廃食油を回収し、SAFへとリサイクルする仕組みを構築していく。将来的にはENEOS和歌山製造所で事業化を進めるSAFの製造プラント(年間40万Kl)で原料として使用する予定。
同社では「世界では廃食油を活用したSAFの生産が行われており、屋内でも回収・活用の取り組みが広がっている。持続可能な社会の実現に向けて積極的に行動していく」と話している。