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広東省にスマホ製造ロボット開発・製造の合弁会社 安川電機 現地メーカーと提携、19年度60億円目指す
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株式会社安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)は、今年8月をめどに中国広東省東莞市にスマートフォン製造用ロボット事業の合弁会社を設立する。
子会社の安川電機(中国)有限公司と安川通商(上海)実業有限公司が、中国の大手スマートフォン関連機器製造メーカーのチャンイン精密技術(広東省深■〈土辺に川〉市)と提携し設立するもの。
同社によると、世界のスマートフォン生産で大きなシェアを持つ中国で、近年、生産の自動化ニーズや少子高齢化による労働力不足などで、スマホ製造において産業用ロボットを活用するニーズが高まっているという。
これらを受けて、合弁会社ではスマホ製造用ロボットの開発・製造・販売を手掛け、19年度で売上高60億円を目指す。社名は「広東天機機器人有限公司(予定)」。資本金は5000万人民元。設立当初は20人規模でスタートし、19年度には200人を雇用する計画。
円高影響し減収減益
また、同社の2017年3月期連結決算は、売上高が前年比4%減の3948億8300万円、経常利益が同10・8%減の319億6300万円の減収減益だった。
営業利益は同17・2%減の304億900万円、当期純利益は同8・8%減の203億9700万円。主力のモーションコントロール事業、ロボット事業ともに中国や欧州での旺盛な需要を背景に堅調に推移した分野があったものの、全般的に円高が影響した。
今期は売上高で4140億円。経常利益で380億円を目指す。17年度から決算期を従来の3月20日から2月末日に変更するのに伴い、今期は変則で11カ月強。