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広島県福山市の物流倉庫を取得 九電不動産


週刊経済2021年5月18日発行

単独では初取得

九州電力グループの九電不動産㈱(福岡市中央区薬院1丁目、平野俊明社長)は4月19日、広島県福山市の物流倉庫を大和ハウス工業㈱から取得。
同グループでは不動産事業強化に取り組んでおり、2020年11月に首都圏での物流施設に出資。グループでは第二弾、同社単独では初の取得となる。同冷凍冷蔵倉庫は鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき3階建てで、延べ床面積は1万2431・34㎡。取得額は非公表。山陽自動車道「福山」ICへのアクセスが良く、中四国エリアを配送圏内に抱える倉庫や事業者などが集積するエリアに位置。築年数も5年と浅く、テナントは地場物流会社の㈱ムロオ(同県呉市、山下俊一郎社長)が入居していることから、長期的に安定的な収益が得られると判断した。同社では「近年、ECや宅配の需要は伸びており、それらをささえる物流倉庫は安定的な成長が見込まれる。九州内だけでなく、全国各地を視野に今後も取得を目指したい」と話している。