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広島県東広島市に9カ所目の拠点を開設   旭精機   初年度売上高1億円を目指す


 九州地区を主販路に、真空機器のメンテナンス、製作、加工を展開する株式会社旭精機(大牟田市西宮浦町、山田直樹社長)は八月十八日、九カ所目の拠点として、広島県東広島市に広島営業所を開設した。
 同社は中国地区の拠点として、九九年に広島サービスセンターを開設し、半導体関連メーカーのポンプのオーバーホール(修理)や半導体製造装置のメンテナンスを請け負っていた。今回、新たに設備投資関連の真空配管工事と新規装置のメンテナンスの需要があったことから、中国地区では二カ所目の拠点となる同営業所を開設した。初年度売上高は一億円を目指している。
 広島営業所は常時三~四人体制で運営していくが、配管工事の増設などの繁忙期には、本社および全拠点から人員を集め、工事部隊を編成して派遣する。広島サービスセンターでは引き続き、ポンプのオーバーホール(修理)や半導体製造装置のメンテナンスを実施する。
 山田社長は「当社の拠点は、いずれも各メーカーの工場から一時間半弱という距離に開設している。一刻でも早く対応しないと、半導体装置は停止時間が長くなればなるほど致命的になる。各地に工場が出来た時、生産をスムースにするためにも支援部隊としてかけつけるのが、当社の役割」と話している。
 同社は一九八一年七月設立。資本金が一億五千万円。従業員数が二百五十八人。〇五年六月期売上高が五十六億二千万円。〇四年十一月に大分市志村工業団地に大分サービスセンターを、同年十二月には三重県四日市市の南小松工業団地に中部地区初の拠点として中部サービスセンターを開設している。その他の拠点として、熊本、長崎、鹿児島県に事業所、滋賀、東京都に営業所を展開している。 
 山田社長は柳川市生まれの大牟田市育ち。一九四九年三月二十日生まれの五十六歳。趣味は史跡巡り、読書、音楽鑑賞・演奏。

2005.08.23発行の速報誌『週刊経済』より