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広島市の医療機器販売会社を買収 山下医科器械
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取得額は9億2000万円
医療機器販売の山下医科器械株式会社(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)は6月1日付で、広島県廿日市の同業・株式会社トムス(中村正則社長)を買収した。100%子会社化し、取得額は9億2000万円。
トムスの強みである透析関連機器販売事業に着目し、これまで取り扱いのない専門分野にもサービスを拡大する。中村社長は退任し、新社長に吉野敏彦山下医科器械前取締役営業本部長が就任した。トムスは1987年12月設立、資本金は1000万円、2016年5月期は売上高30億1800万円、経常利益は3600万円。九州地区を中心に透析関連機器販売メンテナンス、医業経営コンサルティング事業を展開。従業員は30人。
新体制は次の通り。
▼代表取締役社長 (山下医科器械前取締役営業本部長)吉野敏彦▼取締役 トムス取締役半田龍一▼非常勤取締役 山下医科器械取締役営業本部長北野幸文、同取締役管理本部長伊藤秀憲▼非常勤監査役 同取締役常勤監査等委員松尾正剛
12月に持ち株会社制に移行
また同社は12月1日付でヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社(以下:ヤマシタHHD)を設立し、持ち株会社制に本格移行する。
今後のM&Aも視野に、さらなる業務効率の向上とスケールメリットを生かした経営体制を目指す。同日付で関連3社の山下医科器械、医療機器製造販売の株式会社イーピーメディック、トムスをヤマシタHHDの直属の子会社として体制変更する。
山下医科器械は1950年4月設立、資本金は4億9402万5000万円、2016年5月期は売上高516億1500万円、経常利益は6億3500万円、グループ従業員は510人。
2017年6月27日発行