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広島のイズミと資本業務提携  スーパー大栄    2億6000万円の出資受け入れ


 スーパーマーケット経営の株式会社スーパー大栄(北九州市八幡西区中須1丁目、中山勝彦社長)は1月31日、大型商業施設「ゆめタウン」などを展開する株式会社イズミ(広島市東区二葉の里3丁目、山西泰明社長)と資本業務提携契約を締結した。
 スーパー大栄は、小売業界の有力企業との連携による事業効率向上を目指していた一方、イズミは出店エリアのドミナント化の進展を図る目的で地元企業との資本・業務提携を模索していた。提携により共同仕入を実施し、原価交渉力の強化、物流・システムの連携によるコスト削減、店舗運営ノウハウを共有したマーケティング力の強化や接客スキルの向上などのシナジー効果を狙う。
 スーパー大栄は3月4日の払込期日で、イズミを引受先とする第三者割当増資を実施し、発行済み株式の24・61%にあたる177万2000株を新たに発行する。イズミの出資額は2億6000万円で、出資比率は19・75%。同社はスーパー大栄の筆頭株主となる。増資による調達資金は、店舗改装や新規出店費用に充てる予定。両社は「相互の経営資源を融合し、事業規模の拡大と業務効率の向上を図るとともに、事業基盤をより強固にすることで競争力を強化していく」と話している。
 スーパー大栄は1962年7月創業、71年2月設立。資本金16億6710万円。従業員911人(パート・アルバイト含む)。2013年3月期売上高は238億5300万円。イズミは1961年10月設立。資本金196億1385万円。従業員7088人(パートタイマー含む)。2013年2月期の営業収益は5355億1000万円。