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幼保施設向けICTシステム販売代理店契約を締結 SKT


自社製品から切り替えへ

システム開発・教育コンテンツサービス事業の㈱SKT(福岡市城南区友丘4丁目、友枝光史郎社長)は1月24日、幼保施設向けICTシステム運営などの㈱コドモン(東京都港区、小池義則社長)と同社のICTシステム「CoDMON(コドモン)」の九州エリアにおける販売代理店契約を締結した。  SKT社はこれまで自社で幼保施設向けICTシステム「EYE–SYSTEM」を開発・運用し九州エリアの約60施設に導入していたが、販売代理店として順次切り替えていく。日本市場では帳票機能をはじめとした複雑な機能が必須でメンテナンスの負担が大きいことや、少子高齢化による需要減少を懸念したもの。一方で海外においては複雑な機能が必要でないため、海外戦略を強化していく。「CoDMON」は全国の幼保施設5万園のうち、5千園に導入されるなど幼保施設向けICTシステムではトップの実績を持つ。特に報告書作成などにおいて定型文レコメンド表示機能などで職員の作業効率向上や時間短縮を図れるという。これによりSKT社は「EYE–SYSTEM」の海外展開強化や保育教材の開発、IoTサービスなど他製品の開発に力を入れていく。  友枝社長は「保育士不足が深刻化する中、幼保施設のICT化を進めることで保育の質を上げていきたい」と話している。  同社は1992年4月設立。資本金1300万円。従業員数31人。売上高1億8000万円(19年3月期)。

2020年3月3日発行