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年度中に三春工業団地北側を新たに造成  うきは市    開発面積は12ヘクタール


 うきは市(怡土康男市長)は、07年度中の来年春をめどに、同市三春の三春工業団地北側を工業用地として新たに造成する。
 すでに着工したダイハツ九州久留米エンジン工場(久留米市田主丸町)が来年8月に操業を開始することを見据え、自動車関連企業の受け皿として整備する。総事業費費は約9億円から約14億円になる見通し。新たに造成する工業用地の開発面積は12ヘクタールで、うち約10ヘクタールを工業用地として分譲する。10月中頃に農振除外などの手続に入り、12月末の着工を目指す。分譲価格については未決定。
 2005(平成17)年3月20日に旧浮羽郡吉井町と旧浮羽町の2町が合併して発足したうきは市には、現在、富永工業団地、古川工業団地、三春工業団地、浮羽工業団地の4工業団地があるが、いずれも完売状態となっており、ダイハツの久留米進出を機に新たな工業団地の整備が課題とされていた。
 企画課企業誘致推進室では「県商工部の働きかけもあり、三春工業団地北側に12ヘクタールの工業用地を新たに整備する。県南の市町村で自治体間の誘致競争は激しくなっており、年度内の造成を目指し、鋭意努力している」と話している。