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年内めどにベトナムにソフトウエア開発拠点開設   ジェイエムネット   コスト削減狙いに海外初進出


 システムLSI、ソフトウエア開発などの株式会社ジェイエムネット(福岡市博多区下川端町、植木一夫社長)は年内をめどに、ベトナムにソフトウエア開発の拠点開設を計画している。同社の海外拠点開設は初めて。
 人件費がコストの多くを占めるソフトウエア開発において、優秀な技術者や学生が多く、人件費が安いベトナムに開発拠点を設置し、コスト削減を一層進めるもの。ハノイ市かホーチミン市を候補地に、今後もベトナムを訪問し、詳細を詰めていく。
 今年2月、植木社長が福岡県主催の経済交流ツアーでベトナムを訪問したところ、他国に比べて離職率が低く、勤勉な性格などが日本人と似ていると実感。現在、ベトナムではIT技術者教育機関が発達し、技術力もアップしていることから、現地技術者を積極的に採用する方針。
 植木社長は「IT企業が多く進出する中国やインドに比べて、ベトナム人の勤勉さに惹かれた。将来のビジネス展開も視野に入れ、ベトナムでの拠点開設を進めていく」と話している。
 同社は1995年3月に創業。資本金は2億1,370万円。従業員は204人。05年12月期は売上高が16億1,800万円、経常利益が1億1,100万円だった。
 植木社長は大分市出身。1960年8月26日生まれの45歳。大分高専電気電気工学科卒。趣味は音楽鑑賞、読書、ゴルフ。