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年内にタイヤ成型機の新機器導入  森鐵工所    1億3000万円かけ


 タイヤ製造装置部品を手掛ける株式会社森鐵工所(久留米市大石町、森春樹社長)は年内に1億3000万円の設備投資を実施する。
 タイヤ成型ドラムの専業メーカーとして売り上げの8割を世界35カ国以上に輸出する同社では、品質確保を維持しながら低コスト、納期短縮を徹底するため、24時間無人運転を可能にする「大型マシニングセンター」を同市荒木町の第二工場内に導入。このほど、中小企業庁の「平成27年度補正 ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」を受けられることが決まり、新機器導入の設備投資に踏み切る。同機器は、CADにより数値化されたデータでドラム部品の穴あけ、研削、切削加工、旋盤加工などを展開する複合加工機で、機器自体は1億円前後だが、自動化装置などのソフトを組み入れると1億3000万円程度になるという。サイズは長さ約3m、高さ約1mで11月納期予定。森社長は「ITを駆使し、内製比率を高め一人あたりの生産高を上げることで、国際競争力を強化していく」と話している。