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干支モチーフのオブジェを限定発売 アダル
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週刊経済2023年2月14日発行
家具製作過程で排出された端材活用で
業務用家具製造販売の㈱アダル(福岡市博多区金の隈3丁目、武野龍社長)は家具製作の過程で排出された端材を活用し、干支をモチーフにしたオブジェの販売を開始した。
環境負荷低減に向けた取り組みの一環で、同社工場では仕入れ木材の約85%を家具製造に使用、家具として使用できない部分は端材として年間約210㎥、40フィートコンテナ3台分にもなるという。大きめの木端材は工場見学時のノベルティとしてドアストッパーなどにアップサイクルし、さらに細かな端材は粉砕して自社農場で野菜栽培用の肥料の一部として使用するなど無垢材の端材のほぼすべてを再利用している。今回新たに端材を活用したブランドを立ち上げ、年の始まりに福を呼ぶ干支オブジェ「fukune(ふくね)」として認知度を高めていく。今年はうさぎのデザインで2月6日から販売開始。空間に馴染むようにシンプルな形状でインテリア製をもたせ5軸CNC加工機器による3次元加工の製作技術で撫でたくなるような柔らかいフォルムに仕上げた。サイズは幅50、奥行75、高さ100(㎜)。価格は4800円(税込み)。専用サイトで限定5個の先着順、5月初旬の発送を予定している。同社では「すべての干支を揃えるのに12年かかる。当社としても長い歳月をかけての一大プロジェクトになり、お客様としてもコレクションとして楽しみいただけたら」と話している。