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市道千代今宿線の新橋「興徳寺橋」が完成 福岡市


週刊経済2022年11月1日発行

緊急輸送道路としての機能確保

福岡市道路下水道局が、2013年度から進めていた市道千代今宿線の興徳寺橋が完成、10月24日に完成式典を実施した。
千代今宿線は、地震や台風などの災害時に、円滑な人命救助や物資輸送路の確保を目的とした「緊急輸送道路」に指定されている。しかし、1964年に架設された同橋は、旧基準を適用とした橋梁であり、耐震性能を備えていなかった。そこで、災害時における緊急輸送道路としての機能確保を目的に大規模地震に備えた耐震性能を有する橋梁に架け替えを行った。事業延長は180mで、橋の長さは27m。幅員は15m。両側に歩道を設けた。24日に開かれた完成式では、福岡市の高島宗一郎市長や福岡市議会のおばた久弥議員、内浜校区自治協議会の福澤史郎会長らが出席し、祝辞を述べた。
高島市長は、「新橋が完成したことで、耐震性能が向上した。また、片道のみ歩道を設置していた旧橋と異なり、新橋には両側に歩道があることで、歩行者が安心して生活を送ることができるようになった」と話した。