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市内6カ所で賃貸マンション開発 西部ガス都市開発


週刊経済2023年8月29日発行号

来期の完成予定

不動産事業などを手掛ける西部ガス都市開発㈱(福岡市博多区千代1丁目、松田和久社長)は、福岡市内6カ所で賃貸マンションの開発を進めている。
西部ガスグループの中期経営計画「Next2024」において、不動産事業は今後の成長事業と期待されており、自社ブランドの賃貸マンションシリーズを開発しているもの。場所は福岡市東区香椎照葉4丁目と同区下原1丁目、同市博多区千代2丁目と同区博多駅南3丁目、同市中央区大手門1丁目、同市早良区室見1丁目。6カ所の案件は来期の完成を予定している。完成後は賃貸事業として物件を所有する方針。松田社長は「不動産事業は地価上昇や建築費の高騰といった事業環境の厳しさもある中、グループの遊休地を一部活用し開発に着手できた。今期も不動産事業が堅調に推移し初の100億円を突破する見込み」と話している。
同社は1971年10月設立。資本金4億円。従業員260人(アルバイト・パート含)。不動産を主力に、物流や商事、スポーツ健康分野などの事業を展開。2023年3月期売上高は93億円、経常利益は14億円。
松田社長は福岡県出身。1962年9月10日生まれの60歳。西南学院大学経済学部卒。今年4月から現職。趣味はゴルフ、散歩、読書。