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市内産業団地の立地率が100%に 久留米市


藤光産業団地完売で

久留米市は昨年12月22日、市が造成した産業団地の立地率が12月27日までに立地率100%を達成したと発表した。

同市南部の国道209号沿いに広がる藤光産業団地(分譲面積約8・2ヘクタール)に、佐賀県鳥栖市に本社を置く感染症遺伝子検査キットの開発、製造を手掛ける㈱ミズホメディー(唐川文成会長兼社長)が研究所を備えた生産工場を建設することで、同団地の分譲面積が完売したため。

今後、市は県企業局が造成している「久留米・うきは工業用地(33ヘクタール)」を進出企業の受け皿として誘致活動を展開していくほか、市内中心部に点在するオフィスビルへのコールセンター誘致に力を入れる。

完売した藤光産業団地は08年に分譲を開始、当初は大手産業機械メーカーが北部九州自動車産業やアジアを見据えた新工場建設を計画しながらも、リーマン・ショックの影響で進出を断念したものの、12年に医療品医薬製造販売の㈱日本生物製剤(東京都渋谷区、郭太一社長)など3社が進出を決定以降、市内を含めた企業6社の進出が相次ぎ、昨年2月には医療品卸大手・アルフレッサ㈱(東京都渋谷区、増永孝一社長)が総投資額45億円をかけ、九州初の物流センター建設を発表するなど、分譲区画が残り1区画のみだった。

2018年1月10日発行