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市内学校2施設で太陽光発電稼働  東京都の日本アジアグループ    計75kW


 空間情報などインフラ整備の国際ランド&ディベロップメント株式会社(東京都、金丸直幹社長)は9月18日、福岡市の学校2施設の屋根で計75kWの太陽光発電システムを稼働した。
 同システムを設置したのは、博多工業高校(城南区東油山4丁目)と香稜小学校(東区香椎浜4丁目)。市内での再生可能エネルギー導入促進に取り組む同市の公募に同社が応募した。市有施設の屋根貸しとしては初の案件。各出力は博多工業高校が35kW(設置面積520平方m)、香稜小学校(476平方m)が40kW。それぞれ校舎屋上に設置した。発電した電力は九州電力に売電する。教育施設内での発電施設ということもあり、発電量モニターの設置や小中学生を対象とした施設見学を今後実施していく。同グループでは「グループ会社で自治体の台帳サービスを手がけるなど、当社は自治体とのネットワークが強み。福岡は再生可能エネルギーの有望な市場なので、今後も積極的に案件を手がけていきたい」と話している。
 同社の親会社日本アジアグループ株式会社(東京都、山下哲生社長)のグループ会社は1988年3月設立。資本金は38億円。国際航業ホールディングスなど連結子会社69社の持ち株会社で、連結純資産は179億300万円。従業員は2754人。東証マザーズ上場企業。昨年10月には、北九州市の「北九州市環境産業融資」の第一号案件として融資を受け、同市若松区響灘で2・0MWのメガソーラー発電所を稼働している。