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市内オフィス空室率が1%台に 三幸エステート調べ
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統計開始以来最低の1・96%
賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、武井重夫社長)調べによると、3月の市内オフィス空室率は前月比0・12ポイント減の1・96%だった。1995年1月の統計開始以来の最低値。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・1ポイント減の1・0%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・2ポイント減の1・3%、50坪以上100坪未満の中型ビルが同0・1ポイント減の3・1%。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・1ポイント減の1・2%で最低値を更新、呉服町が同0・2ポイント減の2・1%、天神が同0・4ポイント減の1・4%で最低値に並んだ。募集賃料は前月比164円増の坪当たり1万2687円で、7カ月連続の上昇。
福岡支店では「新型コロナウイルス対策の出張自粛によって、移転スケジュールを見直す事例が散見されたものの、大規模・大型ビルを中心に空室床の消化が進んでおり、オフィス需要は引き続き底堅い。福岡に本社機能を置く企業の中には、社員に感染が確認された場合に備えてバックアップオフィスを検討するケースも出始めた」と分析している。
2020年4月28日発行