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市内の小中学校でオリジナルチャイム放送 中間市教育委員会


週刊経済2021年8月10日発行

USENが制作

中間市教育委員会(中間市中間1丁目、片平慎一教育長)は7月27日、市内全10校の小中学校で有線放送、音楽配信事業の㈱USEN(東京都品川区、田村公正社長)が制作したオリジナルチャイムと新型コロナウイルス感染対策を啓発する放送を開始した。
休憩時間に親しみのある音楽をチャイムにすることで、「子供たちの行動力や自主性に大きな変化があること」が小松正史京都精華大学メディア表現学部教授との研究調査の中で分かっており、すでに導入していた北九州市での事例をきっかけに採用が決まった。校歌のサビ部分を抜粋し、授業間のチャイムとして放送するほか、手洗いやマスク着用、消毒、換気などを呼びかける。
片平慎一中間市教育委員長は「コロナ禍という状況で、校歌すら歌えない時期だが先を見据えた教育として、掃除や登校時のオリジナルチャイムが心の安定化につながると考えた。児童や生徒の言動に落ち着きが見られるようになり、ケガをする児童生徒が2割程度減った」と話している。
USENは2017年6月設立。資本金1千万円。従業員は4845人(USEN NEXTグループ全体)。