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市信頼度調査、「信頼」87%で過去最高に 福岡市


週刊経済2021年12月14日発行

ワクチン推進の取り組みが評価

福岡市は12月6日、08年度から毎年実施している「福岡市政への信頼度」調査で、「信頼できる」「どちらかといえば信頼できる」と回答した割合が、前年度から3・4ポイント増加の87・3%となり、過去最高値を更新した。
信頼度が増加した要因について福岡市は、「新型コロナウイルス対応」の成果が大きいと分析。特にワクチン接種推進では、介護従事者や保育士等への「市独自の優先接種」や深夜も対応する「24時間接種」等の実施など、全国に先駆けた取り組みを打ち出し、目標としてきた10月末までの2回目接種率8割を達成するなど、「政令市トップのスピード感」の成果を強調。一方で、「信頼できない」「どちらかといえば信頼できない」と答えた割合は、7・6%で過去最少だった前年から1・6ポイント増加。市が積極的に進めている「行政手続きのデジタル化・オンライン化」や「AIやIoTなど先進技術の活用」について、「満足」が4割前後、「わからない」が3~4割と行政サービス改善の実感が乏しい実態が明らかになり、これらに関する情報発信などを課題と捉えている。