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工場向けAI活用可否判断の新サービス開始 スカイディスク


既存データで簡易診断

AIやIoTサービスを提供する㈱スカイディスク(福岡市中央区大名2丁目、橋本司社長)は3月14日、工場へのAI導入を検討する「スマートファクトリー向けAI簡易診断パッケージ」業務を開始した。
スマートファクトリーとは工場内の機械をインターネット環境とつなげて詳細な稼働状況などのデータを蓄積し、効率的な稼働により最大利益を生み出す工場のこと。同社はこれまで、AIを活用した工場の業務効率化を推進してきたが、データ不足や欠損などの不備によってAIの解析ができず、開発に進めない場合もあった。これをふまえて、初期段階で既存のデータがAI活用できるかの可否を診断することで失敗案件の減少を図る。データに不備がないかエンジニアが診断し、「データ診断カルテ」を作成。データを簡易解析してデータ整形・分析手法を検討した「解析レポート」をもとに期待できる効果を報告し、AI化実施の判断をする。価格は50万円から100万円(税抜)。
同社は「感覚的に必要そうなデータを収集し、いきなりAI開発に取り組むと失敗しやすい。新サービスにより可否判断が容易になればコストを抑えた効率的な開発ができると期待している」と話している。

2018年3月27日発行