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工場向けピック&プレイスシステムを開発  サンビット    来春発売、売り上げ5千万円を目指す


 システムや機械設計開発のサンビット株式会社(福岡市博多区博多駅前3丁目、中野健次社長)はこのほど、工場向けの計量物ピック&プレイスシステムを開発、来年春から発売する。
 同システムはカメラで対象物の色や形を識別し、つかんで選別、整列させるもの。同社が九州初の代理店として扱う、スウェーデン・ABB社製の計量物ピッキングロボット「パラレルリンクロボット」を応用して、同社が識別システム、先端部分を開発した。対象物の重さは最大で3kgまでで、農産物や果物の選別、トッピングなど食品加工、商品の梱包などの使用を見込む。価格は1台1千万円~13百万円ほどで、初年度4台、売り上げ5千万円を目指す。
 中野社長は「これまで自動車や半導体など製造ラインの設計を手がけたノウハウを生かして開発した。まだ自動化されていない分野のニーズが多くあるので、これまで機械では取り扱いが難しかったデリケートな食品や商品の工場にも提案していきたい」と話している。
 同社は1991年7月設立。資本金は3千万円。11年3月期の売上高は5億円。従業員数は91人。中野社長は佐賀市久保田町出身。1968年3月24日生まれの43歳。佐賀商業高校卒。趣味は読書、ゴルフ。