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工事遅れなどで売上高1割減の118億円 富士ピー・エス中間期


週刊経済2023年11月21日発行号

通期では経常益3倍の7億円

プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の23年9月の中間連結決算は、売上高が前年同期比9・5%減の118億7700万円、経常損失は1億7800万円(前期経常利益は2億2800万円)となった。
一部工事の着工遅延や一時中止などによる影響から減収。利益面では、売上高の減少に加え工事採算性の悪化したことで赤字に転じた。四半期純損失は国道拡幅に伴う土地の収用に係る補償金の一部受領分を特別利益に計上したことなどから9000万円(前期四半期純利益は1億100万円)となった。
通期では売上高が前年同期比16・5%増の312億8000万円、経常利益は3倍の7億円、当期純利益は4倍の5億円の増収増益を見込む。