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工事採算性高め、経常益は2・4倍の5億5千万円 富士ピー・エス3月期


週刊経済2024年5月29日発行号

売上高は285億円

プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の2024年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比6・4%増の285億6600万円。経常利益は同2・4倍の5億5000万円となった。
受注高は建築事業で関東地区の大型再開発事業の受注などにより増加したが、土木事業において前期の大型工事受注の反動減が響き減少、同17・7%減の297億3500万円。売上高は手持工事が順調に進捗したことで増収となった。利益面では売上高の増加、工事採算性の向上による利益率の好転したことで増益となった。当期純利益は連結が3・3倍の4億1500万円となった。
今期の連結決算は、売上高が前年比16・3%増の332億2000万円、経常利益が36・3%増の7億5000万円、当期純利益が2・3%増の4億2500万円の増収増益を見込む。