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岩田屋本館7階に書店・講座の新ゾーン 岩田屋三越


週刊経済2021年4月6日発行

九州初進出の「文喫」とコラボ

㈱岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、伊倉秀彦社長)は3月31日、岩田屋本店・本館7階に「学 IWATAYA(まなび いわたや)×文喫 福岡天神」をオープンした。
岩田屋のカルチャースクールと、日本出版販売㈱・㈱リブロプラスが運営する書店「文喫」がコラボした学びのゾーン。岩田屋では、昨年9月まで実施していた「岩田屋コミュニティカレッジ」をリニューアルし、書店に併設する形で7室の教室を設けた。アートやエクササイズ、フード、デジタル、ビューティなどのテーマで、年間約300講座を実施する。「文喫」は2018年12月に東京都港区六本木にオープンし、今回が2店舗目。書店部分のフロア面積は約578㎡で、蔵書数は食や日本文化、ファッション、アート、デザイン、人文科学、自然科学、文学などのジャンルで約3万5千冊。店内は書籍や雑誌などをそろえる無料エリアと、入場料が必要な有料エリアに分かれており、有料エリアでは閲覧室、児童書室、喫茶室が利用できる。入場料は平日1650円(税込み)、土日祝1980円(同)。小・中学生は全日550円(同)で、未就学児は無料。喫茶室ではコーヒー・煎茶を入場料のみで提供し、別途有料で他のドリンク・フードも提供する。席数は150席。営業時間は午前10時〜午後8時(ラストオーダーは午後7時30分)まで。
岩田屋三越総務・経営企画部の重松優作マネージャーは「当社が進める『高感度上質戦略』を象徴する施設になる。これまで取り組めていなかった〝学び〟や〝趣味〟の提案を強化し、旧コミュニティカレッジよりも幅広く、感度の高い層を取り込んでいきたい」、日本出版販売営業本部の武田建悟係長は「文喫としては六本木に続く2号店だが、カルチャースクールとのコラボは初の試みで、今までにない店舗。本を介して関心を広げていただき、新しい価値を提供したい」と話している。