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山旅と地域経済の活性化目指す業務提携  ヤマップとクラブツーリズム


自然体験と観光を融合した着地型ツアーなど

登山アウトドア向け地図アプリ開発の㈱ヤマップ(福岡市博多区博多駅前3丁目、春山慶彦社長)と、KNT‐CTホールディングスのグループ会社で旅行業のクラブツーリズム㈱(東京都、酒井博社長)は9月10日、コロナ禍における山旅と、地域経済の活性化を目指す業務提携を締結した。
ヤマップが提供する登山と街の観光が一体となったサービス「環(たまき)」の事業モデルに、クラブツーリズムの商品開発ノウハウを掛け合わせた「自然体験と観光を融合した着地型ツアー」を提供していく。また、山旅を軸とした地方創生モデルの開発・提供や、登山活動に特化したコミュニティ団体、ガイド組織の形成と運営にも取り組む。ヤマップが持つ登山・アウトドア領域における知識やネットワークと、クラブツーリズム、同HD傘下の近畿日本ツーリストグループの教育旅行領域の企画力や仕入れ力を合わせた自然教育モデルの開発・提供、登山ができない状況での各種コンテンツの拡充、強化なども目指すという。クラブツーリズムは「ヤマップとの業務提携を通じて、より多くの顧客に登山の魅力を届けていく」としている。ヤマップは「これまでスポットで共にやってきており、今回の業務提携で本格的に提携し取り組んでいく。中長期的な連携で、新規ユーザーの増加やガイドの育成などに取り組み、裾野を広げていきたい」としている。

2020年10月6日発行