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山口FGらと映像解析システムを開発  Fusic


観客動員再開後導入

Webシステムの開発やクラウドインフラの事業を展開する㈱Fusic(福岡市中央区天神4丁目、納富貞嘉社長)は、㈱山口フィナンシャルグループ(山口県、吉村猛社長)などと、AIを活用したスポーツなどの映像解析、試合分析システムを開発した。
日本サッカー協会の技術委員長を務め、現在はJ2リーグに所属する地元サッカーチーム「レノファ山口FC」の霜田正浩監督が着任以降、同クラブでは欧米や南米のチームで利用されている試合映像の分析を重要視。オフィシャルトップパートナーを務める山口FGと、開発実績のあったFusicが協力し開発した。当初は6月27日のJ2リーグ再開に合わせて導入予定だったが、無観客試合であるため、7月10日の観客動員から導入をする。  同システムは今まで手作業だった試合映像の分析をAIを活用し自動化することで効率化を図る。独自に撮影した試合映像を使用し、AIを用いて平面動画化、体の向きやボールの位置、守備範囲の広さなどプロ目線で必要な情報を解析する。今後はファンサービスの一環で映像の提供を予定している。Fusicの浜崎陽一郎副社長は「アマチュアチームや他のフィールドスポーツにも活用できるように開発を続けていく」と話している。
同社は2003年10月設立。資本金は1千万円。従業員数は58人。売上高は6億7千万円(19年7月期)。

2020年6月30日発行