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山口県長門市と福岡市結ぶ高速バス路線を新設 西日本鉄道
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週刊経済2022年5月24日発行
7月1日、片道運賃4千円
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は7月1日、長門湯本温泉がある山口県長門市と福岡を結ぶ高速バス路線「福岡~長門湯本温泉線」を新設する。
長門市は2016年8月に㈱星野リゾートとの協働で「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、官民一体で観光需要獲得に取り組んでいる。そのまちづくりにおいてグッドデザイン賞など数々の賞を受賞しており、今後の観光需要の高まりが期待されている。今回、西鉄はポストコロナにおける観光需要の高まりを見据えるとともに、地域や自治体と一緒に観光需要活性化に取り組むため、福岡からの直行便を開設する。
新路線は1日1往復で、運賃は片道4千円、往復7千円(Web限定)。運行経路は博多バスターミナル(BT)~西鉄天神高速BT~長門湯本温泉~長門市役所前~センザキッチン。運航時刻は往路が博多BT午前9時1分発、センザキッチン午後0時24分着。復路がセンザキッチン午後3時半発、博多BT午後6時49分着。6月1日から予約開始。往復乗車券と同温泉街クーポンがセットになった企画乗車券なども検討しているという。
長門湯本温泉は山口県内で最も古い約600年の歴史を持つ温泉街。長門市が観光まちづくり計画を策定以降、地域のシンボル「立ち寄り湯 恩湯」や温泉旅館「星野リゾート 界 長門」をはじめ、さまざまな施設や店舗などがオープン。温泉地再生 [長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト]が2020年度グッドデザイン賞を、同市深川湯本地区(長門湯本温泉)が2021年度都市景観大賞都市空間部門優秀賞を受賞している。