山口県宇部市のＬＥＤ照明器具製造工場を稼働　オーパーツ

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週刊経済2023年11月21日発行号

専門部署も設置

ＬＥＤ照明器具製造販売、環境衛生商品販売の㈱オーパーツ（福岡市博多区上牟田１丁目、山口雅寛社長）は１２月１日、山口県宇部市あすとぴあのＬＥＤ照明器具製造工場を稼働する。
６月にＬＥＤ照明製造のブルーウェーブテクノロジーズ㈱（東京都大田区、坂本眞一社長）の事業を譲受した際に、工場も引き継いでおり体制が整ったため稼働に至った。名称は「宇部あすとぴあ事業所ＬＥＤ照明器具製造工場・宇部物流センター」。場所は請川公園南側で敷地面積８９９３㎡。鉄骨造り２階建てで、延べ床面積は３４４２㎡。最大１・２５ｍの長尺基板やアルミ、銅といった放熱材料系基板などさまざまな基板に対応する電子部品の実装ラインが特徴。ほかにも塗装ライン、組み立てライン、検査ラインなどで構成する。また工場稼働に伴い、同日付で生産管理統括部を立ち上げる。今後は仕入れ業務、倉庫管理などの物流面、品質管理、生産管理にも力を入れていく。
山口社長は「ＬＥＤの製造販売に加え、機械の組み立て業務など工場を軸に幅広い業務を受注していきたい。今後は工場内にレストラン、敷地内にドッグランなどを併設し、一般の方が利用できる施設にしていく」と話している。
同社は２００８年３月設立。資本金４千万円。２０２３年１２月期売上高は８億円、来期は今回事業譲受した部分の売り上げや商品の拡充によって１１億５千万円を見込んでいる。従業員数２６人。