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山口県光市と予約制乗合タクシーの実証実験 ゼンリン
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週刊経済2024年2月06日発行号
地域の利便性向上へ
住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は2月1日から、山口県光市と「光市 予約制乗合タクシー」の実証実験を開始した。期間は3月1日まで。
光市内の一部地域を対象に「予約制乗合タクシー」を運行する光市AIデマンド型交通導入実証実験事業を実施するもの。山口県光市では、光市地域公共交通計画の施策の一つとして、路線バスの運行をしていない地域やバス停などまでの移動が困難となる地域において“地域内交通の拡充”を掲げている。今回の実証実験では、AIを活用したデマンド型交通システムの導入業務をゼンリンへ委託し、AIによる配車ルートの策定が可能な予約制乗合タクシーを地域内に運行させ、地域住民の移動ニーズの変化への対応及び移動の利便性向上、交通事業者への影響などについて検証する。事前に利用者登録が必要で、乗車料金は大人1乗車300円、小人(中学生以下)1乗車150円、周南近鉄タクシー㈱が運行する。
同社では「光市予約制乗合タクシーでは、受付システムや車載システムにゼンリンの住宅地図データが採用されている。住宅の詳細な位置を把握することで、ラストワンマイルにおける最適な運行を支援する」と話している。