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山の貯蔵場を「耳納蒸留所」に名称変更  紅乙女酒造    4月中旬には飲食店をオープン


 各種焼酎、リキュールなど製造・販売を手掛ける株式会社紅乙女酒造(久留米市田主丸町、吉村拓二社長)は4月1日、同市田主丸町益生田の試飲直売所「山の貯蔵場」の名称を「紅乙女 耳納蒸留所」に変更した。
 貯蔵庫施設のイメージを一新することで、新たな商品・サービスの充実を図るもの。場所は田主丸町益生田の県立田主丸特別支援学校西側。敷地面積は約1万9000平方m。同施設はゲストハウスやリキュール蔵、仏製シャトラント型蒸留機を使用したアランビック蔵、素焼の琉球甕で長期貯蔵した「鶴亀蔵」、「長寿蔵」、貯蔵庫、かやぶき屋根家屋「田舎屋」などで構成。また、今年4月中旬には、かやぶき屋根家屋「田舎屋」をリニューアルし、同社直営の飲食店としてオープン。これまで田舎屋は、安土・桃山時代の建築構造物として一般見学用に開放していたが、遊休資産活用の一環として家屋内部を改装し、食事処としての新たな施設を提供する。店舗面積は51平方m。店舗名は「水縄茶寮(みのうさりょう)」。座席数は20席。メニューおよびスタッフ数は未定。
 同社では「ツアーやリピーターのお客さまに新たな話題とサービスを提供するなど、今後もアクティブシニア向けのサービスを充実させていきたい」と話している。
 同社は1978年8月設立、資本金は7000万円、従業員数は52人(パート含む)。13年12月期の連結売上高は12億9000万円。