展示施設内ＥＶ充電ステーションの機能拡充　九電テクノシステムズ

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週刊経済2022年7月5日発行

急速充電器など設置

電気機械器具製造・販売会社の九電テクノシステムズ㈱（福岡市南区清水４丁目、小野利喜社長）は５月までに、本社敷地にある体験型展示施設「Q’s-LABO（キューズ・ラボ）」内の展示機能を増設しＥＶ充電ステーションとしての機能を拡充した。
脱炭素や、災害時のエネルギー供給を確保する「エネルギーレジリエンス」強化に取り組む顧客に向けてトータル提案する中で、ＥＶ、ＰＨＶ用充電器などのＥＶインフラソリューション商材の提案強化を図る狙い。これまでＥＶ充電ステーションには６台の駐車スペースにＥＶ、ＰＨＶ用普通充電器３台と、自社開発した複数台充電コントローラーを設置済み。今回、屋根と天井両面から太陽光を受光できる６台分のソーラーカーポートと、給電接続が２カ所あるダブルコネクタ式急速充電器１台、エネルギーマネジメント状況を可視化するモニター画面を追設した。実機を体験することで採用イメージを掴むのに役立つと考えられることから、自治体や企業への利用を呼びかける。谷川博基ソリューション営業本部産業営業部技術営業グループ長は「九州電力グループの一員として磨いてきた電気の計測、制御技術を生かし、メータリング、エネルギーサービス、ＥＶインフラなど各種ソリューションに取り組んでいく」と話している。