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屋根・バルコニー据付工事の栄住産業を子会社化 ヤマエ久野
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週刊経済2021年5月25日発行
戸建て住宅市場のシェアアップへ
食品関連と住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、大森礼仁社長COO)は4月1日、屋根・バルコニー・人工芝・物置の据付工事・資材販売の㈱栄住産業(同市東区原田3丁目、宇都和光社長)の全発行済株式を取得し、子会社化した。
栄住産業は1976年2月設立。資本金9800万円。国内24拠点でバルコニー・屋上の防水工事を請け負う専門業者。耐久性が高く、短期間で施工可能な独自の金属防水工法「スカイプロムナード」は、これまで全国で約3千社のビルダーに採用され、46万棟以上の施工実績を有する。またスカイプロムナード技術によって展開する屋上緑化「OSORAリビング」の施工実績は1万5千棟を突破している。
ヤマエ久野では昨年4月に始動した中期経営計画「NEW STAGE 2022」において、“九州での圧倒的シェアの堅守、九州外エリアでの基盤確立”を基本戦略の1つに掲げている。栄住産業の子会社化で、グループの国内戸建て住宅市場におけるシェアアップや、栄住産業の拠点網を生かした住宅資材などの販路拡大で、住宅・不動産関連事業のさらなる成長が図れると判断した。なお、株式取得に伴う、22年3月期連結業績に与える影響は軽微としている。