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居酒屋運営のテラケンを子会社化  梅の花


低価格志向客層取り込みへ

湯葉・豆腐料理の和食レストランを展開する㈱梅の花(久留米市天神町、本多裕二社長兼COO)は3月28日、居酒屋運営の㈱テラケン(東京都江東区、中西雅也社長)の株式を取得し、子会社化すると発表した。
テラケンの筆頭株主であるアスパラントグループ㈱(東京都港区)が保有する2290株を取得するもので、株式の取得比率は発行済み株式の58%。取得価額は非公表。テラケンは「海産物居酒屋さくら水産」などの居酒屋を関東、大阪府、愛知県で39店舗展開している。梅の花はテラケンを子会社化することで仕入れ・物流の統合によるコスト削減など購買や物流面でのシナジー効果を見込むとともに、組織の活性化を図って事業基盤の拡大を目指す。また、テラケンが鮮魚を中心とした食材を扱ったリーズナブルな居酒屋を展開していることから、梅の花は低価格志向の客層の獲得も狙う。
梅の花は1990年1月設立。資本金50億8294万円。18年9月期売上高は326億4700万円。従業員数696人。テラケンは1980年11月設立。資本金1億円。18年2月期の売上高は52億3700万円。

2019年4月9日発行