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小林製薬と合弁で健食製造の新会社   東洋新薬   社名は「小林健康医薬」


 健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前2丁目、服部利光社長)は、5月中をめどに、医薬品製造大手の小林製薬株式会社(大阪市中央区道修町、小林豊社長)との合弁で、健康食品製造の新会社を設立する。
 新会社の社名は「小林健康医薬株式会社」で、 本社は小林製薬本社ビル内に置く。資本金は1億円で、出資比率は小林製薬が51%、東洋新薬が49%。なお、役員、従業員数については、今後協議して決定する。
 同社では「健康食品のより充実した新製品の研究開発体制を整え、生活者の健康づくりに貢献できる製品群を一層拡充し、将来にわたって事業を発展させたい」としている。
 東洋新薬の開発力、製造技術力と小林製薬が保有する販売力やマーケティング、および経営ノウハウを相互に提供し合うことで、急速に拡大する健食市場において、両社のさらなる発展、企業価値の向上を目指す。
 小林製薬は1919(大正8)年8月設立、資本金は34億5,000万円、2005年3月期の連結売上高は2,157億円、従業員数は1,133人。

 5月8日に大阪支店を移転

 また同社は5月8日、大阪支店(大阪市北区西天満4丁目)を同市中央区淡路町3丁目に移転した。
 事業拡大に伴い旧事務所が手狭になったため。場所は国道25号、通称「御堂筋」沿いの「NMプラザ御堂筋」の6階。 事務所面積は約280平方m。同社では高い交通利便性と約2倍の広さになった新事務所で、今後の営業強化、および人員増加に備える。
 東洋新薬は1997年9月設立、資本金5,000万円、従業員数425人。05年3月期売上高は72億円。
 服部社長は愛知県出身。54年9月15日生まれの51歳。名城大学商学部卒。趣味は釣り、音楽鑑賞。