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小学校向け地図活用プログラミング教材を提供 ゼンリン


週刊経済2021年3月16日発行

複数の学年・教科で利用可能

住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)は3月22日から、小学校のさまざまな単元や学校行事、社会科や総合学習などに使用できる地図活用プログラミング教材「まなっぷ」の提供を開始する。約1年間無料。
「まなっぷ」は同社初の学習指導要領に沿ったプログラミング教材で、複数の学年・教科で利用可能。2020年度から必修化された「プログラミング教育」について、授業方法に悩む教育現場への貢献を目指す。地図上でブロックを組み立てて、写真や地図記号の表示や線の描画などのプログラミング的思考が学べるWebブラウザ型サービスの「プログラミング教材」と、教材を使った指導の流れやプログラミングの組み方例が掲載された「学習指導計画案集」をセットで提供。「学習指導計画案集」は、小田泰司福岡教育大学教授が監修し、3~6年生の社会科や算数、総合学習など、7つの単元の学習指導計画案を収録している。22年3月末まで無料提供し、教育市場における認知度拡大を図っていく。
同社では「今後は予習・復習のための一般家庭向け教材や塾向け教材など、周辺市場への商品展開を進めていく」と話している。