小売向け調味料製品で平均７・９％値上げ　ダイショー

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週刊経済2023年4月25日発行

６月出荷分から

大手調味料メーカー㈱ダイショー（福岡市東区松田１丁目、阿部孝博社長）は、６月１日分の出荷分から一部製品を値上げする。
円安や穀物需要のひっ迫、原油価格の上昇などを背景に、香辛料・油脂・小麦粉を含む原材料費の大幅な上昇に加え、物流費やエネルギーコストの上昇が長期化する中、業務効率化・合理化や経費削減などこれまでの企業努力の範囲内では吸収できない状況と判断し、価格改定に踏み切った。値上げは小売用香辛料製品、業務用香辛料製品、業務用オイル製品で実施した２０２２年１１月以来。主な対象となるのは小売用調味料製品が焼肉のたれ、ステーキハウス。スープはるさめ、業務用調味料製品が肉用・魚用調味だれ、調理ソース、唐揚げ粉、シーズニングスパイスで、小売用で平均７・９％、業務用調味料で同７・８％の値上げとなる。