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小型人工衛星開発へ8億6500万円の追加資金調達 QPS研究所


2022年に複数打ち上げ計画

小型人工衛星の開発を手掛ける㈱QPS研究所(福岡市中央区天神1丁目、大西俊輔社長)は11月5日、㈱日本政策金融公庫と既存株主から総額8億6500万円の資金調達を実施した。
同社は「SAR」という、合成開口レーダーを用いることで昼夜問わず衛星から地球上の写真を撮ることができる小型の「SAR衛星」を開発しており、この小型SAR衛星を、2025年までを目標に36機飛ばし、宇宙から地球上の出来事をリアルタイムで観測できるようにするプロジェクトを担っている。これまで開発費として24億5千万円の資金調達を実施。今回の追加資金調達で累計資金調達額は33億円を突破した。昨年12月には1号機を打ち上げ、今年12月以降にも2号機の打ち上げを計画しているという。
今回の資金調達は2022年に打ち上げ予定の3号機から6号機の先行開発と足長部材の先行手配などの資金として使用する。

2020年11月17日発行