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小口案件主体で売上高19%減に 岡野バルブ製造第3四半期


通期では増収黒字見込む

バルブ製造大手の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野正紀社長)の19年11月期第3四半期決算(18年12月~19年8月)は、売上高は前年同期比19・3%減の40億2000万円、経常利益は7億3200万円の赤字(前年同期は1億5500万円の赤字)だった。
主力のバルブ事業は、小口案件が売り上げの主体となったことで、前年同期と比べ売り上げが低調に推移。メンテナンス事業でも、一部原子力発電所向け大型工事を除き小規模な工事が多く、売り上げを伸ばせなかった。損益面でも、売上高の絶対量不足とバルブ事業における主要案件の不採算性が大きく営業し、損失を計上。四半期純損失は5億5800万円(前年同期は1億500万円の赤字)となった。
当期までは、6月に下方修正を発表した業績予想よりも低い水準で推移しているが、期末にバルブ事業、メンテナンス事業ともに大型案件が予定されており、通期の業績予想に変更は加えないとしている。売上高は前期比8・9%増の82億5000万円、経常利益は1億2500万円の黒字(前期は0円)を見込む。

2019年11月12日発行