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小倉織製造会社を設立 小倉クリエーションの築城専務


小倉織の普及に

「小倉織」企画販売の㈲小倉クリエーション(北九州市小倉北区大手町3丁目)の築城弥央専務は7月2日付で、同所に小倉織の製造会社を設立した。
小倉クリエーションでは、これまで筑後の織物工場に生産委託していたが、手織りや委託生産は短納期を求める海外アパレル企業の需要に応えきれなかったため、手織り工場を今秋までに小倉北区の中心街に新設して量産を目指す。社名は「小倉織物製造㈱」。小倉クリエーションとの資本関係はなく、工場稼働後は本社を移す。資本金は800万円。ビル内を改装し、工場と事務所を併設し、将来的には見学にも対応する。工場の床面積は280㎡、事務所は220㎡。織機4台、整型機1台を設置し、職人ら6人のスタッフが運営する。
引き続き、委託工場も併用し、出荷量を年3万mと従来の1・5倍に引き上げる。築城社長は「海外展示会を通して、一度は途絶えた小倉織が少しずつ浸透し、ニーズが高まっている実感がある。これを機にインテリア業界の参入、織り方を工夫したデニム生地などアパレル製品開発でデザインの幅を広げていく。世界に発信していく」と話している。
築城社長は北九州市出身、1980年7月23日生まれの38歳、福岡大学卒、趣味は山登り、ダイビング。

2018年8月7日発行