NEWS

  • 地域

小倉南区曽根北町に初の特別養護老人ホーム  マインズピアせいぜんグループ    4月設立の社会福祉法人が運営


 北九州を中心に葬祭場や仏壇店を展開する株式会社せいぜん(北九州市小倉北区篠崎1丁目、八尋一信代表取締役会長)を中核とするマインズピアせいぜんグループは12月1日、同市小倉南区曽根北町にグループとして初の特別養護老人ホーム「ひまわり」を開設する。
 同グループでは葬祭業で高齢者と接する中、余生を安寧に過ごしてもらいたいという想いから、介護事業に参入するもの。運営は今年4月に設立した社会福祉法人八心会(施設同所、八尋一信理事長)が担う。これを機に今後も同様の施設を展開していく方針。
 場所は旧北九州空港跡地の一部で、九州労災病院の東側。敷地面積は4933平方m。建物は円形型の4階建てで、延べ床面積は5979平方m。1階は事務室のほか、医務室や音楽ホール、カフェ、図書館、足湯などの共用スペース。完全個室を2、3階にそれぞれ40室、4階に20室設け、計100人が入居可能。4階の残りのスペースは来年6月をめどに20人が利用できるショートステイとして使用する予定。10室を1ユニットとし、それぞれ担当スタッフを配置する「ユニットケア」制を採用。スタッフが細かい配慮と業務に専念できるよう、ユニット毎にキッチンや食事スペース、リビングスペース、和室、洗濯室などを配置する。敷地内には1周250メートルの散歩道も設けた。入居対象者は「要介護1~5」の認定者。11月20日に完成式典と内覧会を開催する予定。
 同グループは1971年3月設立。資本金7000万円。従業員300人(アルバイト含む)。北九州を中心に葬祭場15店、仏壇店4店、石材店2店、仕出し料理店1店を展開する。