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小倉南区のモデルハウスを宿泊施設に 大英産業
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週刊経済2024年4月24日発行号
宿泊事業第1弾、今後は空き家活用も検討
地場マンションデベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)は3月19日、旅館業許可「簡易宿所営業」を取得し宿泊事業を開始した。
北九州市近郊の観光事情として、多人数が泊まれる宿泊施設の不足で観光客数と宿泊客数に乖離があることから、強みである不動産を活用し、インバウンドなど幅広い観光客ニーズに適した宿泊施設の提供で北九州地区の観光業に寄与していく。
第1棟目は自社モデルハウス(北九州市小倉南区葛原東二丁目)を活用。施設名は「Casa Stay kokura1(カーサ・ステイ・コクラ・ワン)」。場所は県道徳力葛原線沿い、沼中学校下交差点角。建物は木造合金メッキ鋼板葺きの2階建てで、延べ床面積は約115㎡。宿泊料は平日が一人6千円から、金・土が同7500円からで、需要に応じて料金が変動するダイナミックプライシングを適用する。最大7人まで宿泊可能。宿泊予約、チェックイン・チェックアウト、宿泊者対応などは合同会社Samp.に業務委託している。
1棟目の運営状況を見ながら、今後も「多人数が泊まれる戸建型の宿泊施設」を展開していく予定で、空き家活用や古民家再生も視野に、小倉北区エリアを中心に戸建物件の取得、改装に取り組んでいく。