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小倉北区浅野1丁目に障がい者就労の多機能型施設 フロイデカムラック


9月2日に開所

障がい者就労支援事業の㈱フロイデカムラック(北九州市小倉北区浅野1丁目、吉谷愛代表取締役会長)は9月2日、同地に障がい者就労の多機能型施設を開所した。
就労継続支援A型事務所(障がい者と雇用契約を結び、知識・能力向上のための労働機会を提供する事業所)と就労移行支援事業所(実習を通じて障がい者の企業への就職を支援する事業所)で構成する施設で、施設名は「フロイデカムラック小倉駅前事業所」。両事業所ともプログラミングやWebデザインなどITに特化した業務に特化しており、定員は10人ずつの計20人。場所は2事業所とも、JR小倉駅東側にあるクルーズ浅野ビル内で、面積は約50㎡。
同社は、Web開発のフロイデ㈱(福岡市中央区今泉)の吉谷愛社長と障がい者就労支援事業の㈱カムラック(同市博多区千代4丁目)の賀村研社長が今年5月に設立。ITに特化した就労支援事業の実績を積み、北九州進出を模索していた賀村社長と、障がい者のIT人材育成事業を手掛けたいと考えていた吉谷社長の狙いが一致し、互いのノウハウを生かした事業所を設立した。
今後事業所では、フロイデの関連会社で人材育成の㈱フロイデール(吉谷愛社長)が9月から開始しているサイト制作サービス「トリプルイー」の業務を主軸に手掛ける。トリプルイーとは、経験豊富なインタビュアーによる取材からHP制作までをパッケージにした中小企業向け商品で、同サービスに関わるプログラミングの一部をフロイデ―ルがフロイデカムラックに委託することで、レベルの高い業務によるスキルアップを図っていくという。同社は「A型事業所は、すでに定員に達するなど非常に好調。障がい者のIT人材を育成し、雇用を生み出していきたい」と話している。

2019年10月1日発行