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小倉北区のバス停にニュースサイト表示 YEデジタル


週刊経済2023年1月31日発行

設置場所に合わせた情報を発信

BtoB向けITソリューション企画・開発・提供の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区米町2丁目、玉井裕治社長)は、12月15日から同社の「スマートバス停」内で、㈱西日本新聞社(福岡市中央区天神1丁目、柴田建哉社長)が提供するニュースサイト表示の実証実験を開始した。
同社の提供する「スマートバス停」とは、デジタルサイネージや運行時刻表、バスの系統図、広告などをリアルタイムに表示できるバス停で、今回、西日本新聞社と連携し、スマートバス停の設置場所に合わせ、ニュースサイト「西日本新聞 me」を配信。バス利用者にマッチした情報を表示した。実証実験の実施場所は、小倉北区の砂津バスセンターバス停、市立医療センター前バス停、到津の森公園前バス停の3カ所。野球の試合時に臨時便を運行する砂津バスセンターバス停には「福岡ソフトバンクホークス情報」、幅広い層が来院する市立医療センター前バス停には「福岡のニュース」、動物公園に遊びに来るファミリー層の利用が多い到津の森公園前バス停には「福岡のイベント情報」を配信している。
同社は「個人に最適な情報配信をするWebやアプリと異なり、公共空間にある『スマートバス停』が情報発信拠点となることで、バスご利用者にマッチしたコンテンツを提供していく。情報を通じて回遊性を高めるまちづくりに寄与していきたい」と話している。