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小倉の駅そばに11階建てホテル  JR九州都市開発    9月30日オープン


 九州旅客鉄道株式会社の子会社でホテル運営のジェイアール九州都市開発株式会社(福岡市博多駅東1丁目、尾形光男社長)は、JR小倉駅北口(北九州市小倉北区浅野1丁目)そばに11階建てホテル「JR九州ホテル小倉」を建設している。9月30日にオープンする。
 場所は小倉駅北口そばの北九州予備校小倉駅校の東隣り。敷地面積が約970平方メートルで、延べ床面積が約3,900平方メートル。1階がエントランス、フロント、朝食コーナーで、2~11階が客室となる。客室数・料金は、シングルルーム(約13平方メートル)が186室で1泊6,300円/室(税込)、ユニバーサルツイン(約28平方メートル)が1室で同1万500円(同)。客室はインテリアデザイナーの今宮優子氏を起用し、従来とは趣を変えて黒と白を基調に、壁掛式の薄型テレビの採用や、デスクの形状、室内レイアウトの工夫により、ゆとり感と動きやすさを追求したという。駐車場は14台収容可能。従業員は14人。初年度目標稼働率は最低70%以上に設定している。
 尾形社長は「小倉はホテルが乱立傾向にあり、競争は厳しいが、これまで培ってきた“おもてなしの心”で支持を広げていきたい」と話している。
 同社は1999年4月設立、同6月創業。資本金4億円。従業員71人。宿泊特化型の「JR九州ホテル」を博多、長崎、鹿児島、熊本に展開し、05年10月に初のリゾート型ホテルを屋久島に開業。06年3月期売上高は13億600万円。新ホテルは同社にとって屋久島に次ぐ6店目。宿泊特化型に限ると04年3月開業の熊本以来で、客室数は同社最大規模。また、JR九州グループとしては旅館を含め9店目となる。