NEWS

家庭向け蓄電システムを販売開始 正興電機製作所


年間販売数1万台を目指す

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)は年内をめどに、家庭向けハイブリッドリチウムイオン蓄電システム「ENEPAC-HyBrid」の販売を開始する。
太陽光で発電された電気を通常時・停電時ともに直接蓄電池へ充電することで変換ロスを抑え、発電された電気を効率的に蓄えて自家消費に使用できるもの。停電発生時には同システムからの電力供給に切り替え、特定部分だけでなく家全体での電力使用をバックアップできる。また、クラウド接続により装置の故障などを遠隔監視するほか、システム設置後10年間の自然災害などによる修理代金補償を標準装備しているという。年内に販売を開始予定で、年間販売数1万台を目指す。
同社では「自家消費・災害対応のニーズに応えるため、太陽光発電・夜間電力を賢く蓄えることでスマートかつ安心な生活の実現を提供していきたい」と話している。
同社は1921年5月創業、資本金26億721万7518円。従業員数981人(連結)、売上高223億4200万円(18年12月期連結)。

2019年10月16日発行